shiori互換dll『里々(さとり)』用辞書 ###### 一般ネタ ################################## *トーク :\t\u\s[10]\h\s[3]なぜ…\w9雪は…\w9…、\w9こんなにも…\w9色々な色で溢れた世界を…\w9白く染め上げるのに…\w9…、\w9\s[4]\nこの耳や尻尾まで…\w9…\w9白く染めてくれないのでしょう…\w9…?\e *トーク :\t\u\s[10]\h\s[8]夜景は…\w9街の明かりがとても綺麗ですけど…\w9…、\w9\w9\s[4]\n一人、\w5寂しい場所で見ていると…\w9…、\w9\w9\n街の光の一つから…\w9…\w弾き出されてしまったような…\w9…、\w9\w9\nそんな気持ちに襲われるんです…\w9…\w9\e *トーク :\t\u\s[10]\h\s[3]秋の夕暮れの風に…\w9…、\w9一人でいると…\w9\w9\s[4]\n自分はたった一人なんだ…\w9\w9\s[3]\nそんな風に…、\w9いつも以上に感じて…\w9…\w9しまいます…\w9…。\e ###### 過去話 ################################### *過去話開始 $過去話準備フラグ=0 >過去話第1話 (過去話第1話フラグ)==1 >過去話第2話 (過去話第2話フラグ)==1 >過去話第3話 (過去話第3話フラグ)==1 >過去話第4話 (過去話第4話フラグ)==1 >過去話第5話 (過去話第5話フラグ)==1 >過去話第6話 (過去話第6話フラグ)==1 >過去話第7話 (過去話第7話フラグ)==1 >過去話最終話 (過去話最終話フラグ)==1 *過去話第1話 >過去話第1話2回目以降 (過去話フラグ)==2 >過去話第1話2回目以降 2<(過去話フラグ) >過去話第1話初回 *過去話第1話初回 $過去話第1話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[8]私は…\w9、\w5この世界とは…\w9別の世界で暮らしていました…\w9…。\w9\w9\w9\nそこは…\w9、\w5この世界で言う…\w9獣耳の人たちの世界で…\w9、\w9\w9\w9\n私は…\w9その世界の…\w9…\w9ある山奥の小さな村で…\w9暮らしていたんです…。\w9\w9\w9\n私は…、\w9その村の施設で…\w9育ちました…\w9…。\x\cその施設の…\w9園長のマザーから…、\w9\w9\w9\n「雪の降る寒い日の朝、\w5施設の入り口に赤子だったおまえが置かれていたんだよ」\w9\w9\w9\nと…\w9聞かされています…\w9…。\w9\w9\s[4]\nだから私は…\w9両親の顔も…\w9…、\w9その村で生まれたのかすら…\w9知らないんです…\w9…。\x\s[8]その世界では…、\w9この世界の…\w9「迷信」が強く信じられていた世界でした…\w9…。\w9\w9\w9\n「黒猫は不幸を呼ぶ」\w9\w9\w9\nというのも…\w9その一つだったんです…\w9…。\w9\w9\s[4]\nですから私は…\w9施設の前に…\w9…\w9置き去りにされたんだと…\w9…\w9思い…\w9…\w9ます…\w9…。\e *過去話第1話2回目以降 $過去話第1話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[8]私は…\w9、\w5この世界とは…\w9別の世界で暮らしていました…\w9…。\w9\w9\w9\nそこは…\w9、\w5この世界で言う…\w9獣耳の人たちの世界で…\w9、\w9\w9\w9\n私は…\w9その世界の…\w9…\w9ある山奥の小さな村で…\w9暮らしていたんです…。\w9\w9\w9\n私は…、\w9その村の施設で…\w9育ちました…\w9…。\x\cその施設の…\w9園長のマザーから…、\w9\w9\w9\n「雪の降る寒い日の朝、\w5施設の入り口に赤子だったおまえが置かれていたんだよ」\w9\w9\w9\nと…\w9聞かされています…\w9…。\w9\w9\s[4]\nだから私は…\w9両親の顔も…\w9…、\w9その村で生まれたのかすら…\w9知らないんです…\w9…。\x\s[8]その世界では…、\w9この世界の…\w9「迷信」が強く信じられていた世界でした…\w9…。\w9\w9\w9\n「黒猫は不幸を呼ぶ」\w9\w9\w9\nというのも…\w9その一つだったんです…\w9…。\w9\w9\s[4]\nですから私は…\w9施設の前に…\w9…\w9置き去りにされたんだと…\w9…\w9思い…\w9…\w9ます…\w9…。\e *過去話第2話 >過去話第2話2回目以降 (過去話フラグ)==3 >過去話第2話2回目以降 3<(過去話フラグ) >過去話第2話初回 *過去話第2話初回 $過去話第2話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[8]私が育った施設は…\w9…、\w9身寄りの無い子供を引き取る孤児院のような…\w9所でした…\w9…。\w9\w9\w9\nそこには…\w9私と同じように…\w9両親のいない子が…\w9…\w9たくさんいました…\w9…。\x\s[6]園長のマザーは…\w9私がいた世界とは…\w9別の所から来た人でした…\w9…。\w9\w9\w9\nですから…、\w9\w9\n「黒猫は不幸を呼ぶ」\w9\w9\nとかそういった事は気にせず…\w9…、\w9私に…\w9とてもよくしてくれました…\w9…。\w9\w9\s[1]\n私にとって…\w9…\w9マザーは、\w5とても優しい…\w9…\w9母親のような…\w9…\w9存在だったんです…\w9…。\e *過去話第2話2回目以降 $過去話第2話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[8]私が育った施設は…\w9…、\w9身寄りの無い子供を引き取る孤児院のような…\w9所でした…\w9…。\w9\w9\w9\nそこには…\w9私と同じように…\w9両親のいない子が…\w9…\w9たくさんいました…\w9…。\x\s[6]園長のマザーは…\w9私がいた世界とは…\w9別の所から来た人でした…\w9…。\w9\w9\w9\nですから…、\w9\w9\n「黒猫は不幸を呼ぶ」\w9\w9\nとかそういった事は気にせず…\w9…、\w9私に…\w9とてもよくしてくれました…\w9…。\w9\w9\s[1]\n私にとって…\w9…\w9マザーは、\w5とても優しい…\w9…\w9母親のような…\w9…\w9存在だったんです…\w9…。\e *過去話第3話 >過去話第3話2回目以降 (過去話フラグ)==4 >過去話第3話2回目以降 4<(過去話フラグ) >過去話第3話初回 *過去話第3話初回 $過去話第3話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[8]マザーは…\w9あまり迷信とか…\w9気にしない方でしたが…\w9…、\w9他の人たちは…\w9そうではありませんでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私の姿をみると…\w9避けたり…\w9…、\w9嫌な顔をされることが…\w9…\w9良くありました…\w9…。\x耳や…、\w9尻尾を…\w9思いっきり引張られたり…、\w9叩かれたり…\w9…。\w9\w9\s[4]\n酷い時には…\w9…\w9木の棒で…\w9尻尾を思い切り殴られた事も…\w9…\w9…\w9あります…\w9…。\w9\w9\w9\n痛くて…\w9とても痛くて…\w9…\w9動けなくて…\w9…、\w9その場に…\w9うずくまって…\w9耐えていましたが…\w9…、\w9\w9それでも…\w9…\w9やめてくれなくて…\w9…。\w9\w9\w9\n薄れ行く…\w9意識の中で…\w9…、\w9マザーが見つけて…\w9助けてくれた事は…\w9…\w9覚えています…\w9…。\x\s[6]そんなある日…\w9…、\w9マザーは私に…\w9部屋を…\w9用意して…\w9くれました…\w9…。\w9\w9\s[5]\n本が…\w9沢山ある景色の良い…\w9…\w9部屋でした…\w9…。\w9\w9\s[8]\n私は…、\w9外に出たりしたがら無くなって…\w9…\w9いましたから…\w9…、\w9\s[6]\nマザーが…\w9施設の書庫を…\w9私の部屋に…\w9してくれたんです…\w9…。\x\s[5]私は…\w9すぐにその部屋が…\w9気に入って…\w9…、\w9一日中…\w9本を読んでいました…\w9…。\w9\w9\s[6]\nそこには…\w9外の世界の事や…\w9…、\w9空想の世界の事…\w9…、\w9色んな世界が…\w9ありました…\w9…。\w9\w9\w9\nその世界では…\w9私は…\w9…、\w9\w9\n「不吉な黒猫」\w9\w9\w9\nではなく…\w9他の何かに…\w9…\w9なることが出来ました…\w9…。\e *過去話第3話2回目以降 $過去話第3話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[8]マザーは…\w9あまり迷信とか…\w9気にしない方でしたが…\w9…、\w9他の人たちは…\w9そうではありませんでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私の姿をみると…\w9避けたり…\w9…、\w9嫌な顔をされることが…\w9…\w9良くありました…\w9…。\x耳や…、\w9尻尾を…\w9思いっきり引張られたり…、\w9叩かれたり…\w9…。\w9\w9\s[4]\n酷い時には…\w9…\w9木の棒で…\w9尻尾を思い切り殴られた事も…\w9…\w9…\w9あります…\w9…。\w9\w9\w9\n痛くて…\w9とても痛くて…\w9…\w9動けなくて…\w9…、\w9その場に…\w9うずくまって…\w9耐えていましたが…\w9…、\w9\w9それでも…\w9…\w9やめてくれなくて…\w9…。\w9\w9\w9\n薄れ行く…\w9意識の中で…\w9…、\w9マザーが見つけて…\w9助けてくれた事は…\w9…\w9覚えています…\w9…。\x\s[6]そんなある日…\w9…、\w9マザーは私に…\w9部屋を…\w9用意して…\w9くれました…\w9…。\w9\w9\s[5]\n本が…\w9沢山ある景色の良い…\w9…\w9部屋でした…\w9…。\w9\w9\s[8]\n私は…、\w9外に出たりしたがら無くなって…\w9…\w9いましたから…\w9…、\w9\s[6]\nマザーが…\w9施設の書庫を…\w9私の部屋に…\w9してくれたんです…\w9…。\x\s[5]私は…\w9すぐにその部屋が…\w9気に入って…\w9…、\w9一日中…\w9本を読んでいました…\w9…。\w9\w9\s[6]\nそこには…\w9外の世界の事や…\w9…、\w9空想の世界の事…\w9…、\w9色んな世界が…\w9ありました…\w9…。\w9\w9\w9\nその世界では…\w9私は…\w9…、\w9\w9\n「不吉な黒猫」\w9\w9\w9\nではなく…\w9他の何かに…\w9…\w9なることが出来ました…\w9…。\e *過去話第4話 >過去話第4話2回目以降 (過去話フラグ)==5 >過去話第4話2回目以降 5<(過去話フラグ) >過去話第4話初回 *過去話第4話初回 $過去話第4話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[3]そして…、\w9その日はやってきました…\w9…。\w9\w9\nマザーは…\w9高齢の方でしたから…\w9…、\w9私が…\w9自立できるくらいの…\w9年齢になったころには…\w9…\w9寝たきりの…\w9…\w9状態になっていました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n私も…\w9…\w9マザーの身の回りの世話を…\w9したかったんですが…、\w9施設のみんなから…\w9…\w9反対されて…\w9…\w9会わせて…\w9貰えませんでした…\w9…。\x\s[3]そして…、\w9そんな状態が…\w9…\w9ずっと続いたある日…、\w9私は…\w9マザーに直接呼ばれました…\w9…。\w9\w9\s[8]\nマザーは…\w9私を隣に呼んで…、\w9そっと…\w9…\w9頭を…\w9撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\n久しぶりに…\w9頭を撫でてくれたその手は…\w9…\w9とても…\w9小さく感じました…\w9…。\w9\w9\s[8]\nでも…、\w9昔と変わらず暖かくて…\w9とても優しい…\w9手でした…\w9…。\xそして…\w9マザーは…\w9私に静かに…\w9言いました…\w9…。\w9\w9\n「私がいなくなったら、\w9おまえは旅にでなさい。\w9この世界ではない別の世界へ。\w9\w9\n私は\w9この世界ではない所からきたから判る、\w9\w9きっと、\w5おまえを受け入れてくれる世界があることが。\w9\w9\n私は、\w9もうおまえと一緒に行く事は出来ないけれど\w9、\w5おまえなら大丈夫…」\w9\w9\w9\nと…\w9…。\x\s[4]でも私には…\w9…\w9マザーがいなくなる事を…\w9認めたくなくて…\w9…、\w9それがとても怖くて…\w9…、\w9\w9\n涙が…\w9あふれて止まりませんでした…\w9…。\w9\w9\s[8]\nそんな様子を見て…\w9マザーは…、\w9私を静かに…\w9優しく撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nでも…、\w9私には…\w9なんだかそれが…\w9…\w9別れの挨拶のように…\w9感じました…\w9…。\x私は…\w9ついマザーに…\w9\s[4]\n「嫌だ…、\w9マザー、\w9もっと…\w9ずっとに一緒にいて…\w9…!」\w9\w9\s[3]\nと…、\w9言ってしまいました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n本当は…\w9…\w9\w9本当は…\w9…\w9\w9笑って…\w9\w9\n…\w9\w9\n「私は、\w5大丈夫。\w9安心して。」\w9\w9\w9\nと言って…\w9…、\w9マザーを…\w9安心させたかったのに…\w9…!\x\s[3]マザーは…、\w9少し困った顔をして…\w9…\w9\w9\w9\n「すまないねぇ、\w9おまえの初めてのわがままを聞いてやれなくて…\w9…\w9\w9\w9\nでもおまえは本当に優しい子、\w9\w9\n言わなくても判るよ…\w9…、\w9ビオラが本当は笑顔で私を安心させたかった事が…\w9…\w9\w9\w9\nさぁ、\w9笑っておくれ…\w9…」\w9\w9\w9\nと…、\w9また頭を…\w9撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\n私は…、\w9マザーのために…\w9精一杯…\w9…\w9笑顔を向けました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n多分…\w9その顔は…\w9…\w9笑顔と呼べるものでは…\w9なかったと思います…\w9…。\x\s[3]でも…\w9マザーは、\w9\w9\w9\n「ふふ…\w9おまえの笑顔に見送られて逝ける私は…\w9幸せ\w9\w9だよ…\w9…」\w9\w9\nと言って…\w9くれました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nそして…\w9…\w9\w9眠るように…\w9…\w9\w9目を閉じました…\w9…。\x\s[3]私の…\w9頭にあった手が…\w9…\w9\w9力なく落ちて行きました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n私は…\w9それを受け止め…、\w9握り締め…、\w9大声で泣きました…\w9…。\w9\w9\nだんだんと…、\w9冷たくなっていく…\w9マザーの手は…、\w9私に…\w9永遠の別れを…\w9認識させるには…\w9…\w9充分でした…\w9…。\xごめん…\w9なさい…\w9…。\w9\w9\nもうしばらく…\w9…\w9手を…\w9握らせて…\w9…\w9ください…\w9…。\x…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9\w9\s[3]すみません…\w9…\w9…。\w9\w9\s[8]\nなんとか…\w9…\w9落ち着き…\w9ました…\w9…。\e *過去話第4話2回目以降 $過去話第4話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[3]そして…、\w9その日はやってきました…\w9…。\w9\w9\nマザーは…\w9高齢の方でしたから…\w9…、\w9私が…\w9自立できるくらいの…\w9年齢になったころには…\w9…\w9寝たきりの…\w9…\w9状態になっていました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n私も…\w9…\w9マザーの身の回りの世話を…\w9したかったんですが…、\w9施設のみんなから…\w9…\w9反対されて…\w9…\w9会わせて…\w9貰えませんでした…\w9…。\x\s[3]そして…、\w9そんな状態が…\w9…\w9ずっと続いたある日…、\w9私は…\w9マザーに直接呼ばれました…\w9…。\w9\w9\s[8]\nマザーは…\w9私を隣に呼んで…、\w9そっと…\w9…\w9頭を…\w9撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\n久しぶりに…\w9頭を撫でてくれたその手は…\w9…\w9とても…\w9小さく感じました…\w9…。\w9\w9\s[8]\nでも…、\w9昔と変わらず暖かくて…\w9とても優しい…\w9手でした…\w9…。\xそして…\w9マザーは…\w9私に静かに…\w9言いました…\w9…。\w9\w9\n「私がいなくなったら、\w9おまえは旅にでなさい。\w9この世界ではない別の世界へ。\w9\w9\n私は\w9この世界ではない所からきたから判る、\w9\w9きっと、\w5おまえを受け入れてくれる世界があることが。\w9\w9\n私は、\w9もうおまえと一緒に行く事は出来ないけれど\w9、\w5おまえなら大丈夫…」\w9\w9\w9\nと…\w9…。\x\s[4]でも私には…\w9…\w9マザーがいなくなる事を…\w9認めたくなくて…\w9…、\w9それがとても怖くて…\w9…、\w9\w9\n涙が…\w9あふれて止まりませんでした…\w9…。\w9\w9\s[8]\nそんな様子を見て…\w9マザーは…、\w9私を静かに…\w9優しく撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nでも…、\w9私には…\w9なんだかそれが…\w9…\w9別れの挨拶のように…\w9感じました…\w9…。\x私は…\w9ついマザーに…\w9\s[4]\n「嫌だ…、\w9マザー、\w9もっと…\w9ずっとに一緒にいて…\w9…!」\w9\w9\s[3]\nと…、\w9言ってしまいました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n本当は…\w9…\w9\w9本当は…\w9…\w9\w9笑って…\w9\w9\n…\w9\w9\n「私は、\w5大丈夫。\w9安心して。」\w9\w9\w9\nと言って…\w9…、\w9マザーを…\w9安心させたかったのに…\w9…!\x\s[3]マザーは…、\w9少し困った顔をして…\w9…\w9\w9\w9\n「すまないねぇ、\w9おまえの初めてのわがままを聞いてやれなくて…\w9…\w9\w9\w9\nでもおまえは本当に優しい子、\w9\w9\n言わなくても判るよ…\w9…、\w9ビオラが本当は笑顔で私を安心させたかった事が…\w9…\w9\w9\w9\nさぁ、\w9笑っておくれ…\w9…」\w9\w9\w9\nと…、\w9また頭を…\w9撫でてくれました…\w9…。\w9\w9\n私は…、\w9マザーのために…\w9精一杯…\w9…\w9笑顔を向けました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n多分…\w9その顔は…\w9…\w9笑顔と呼べるものでは…\w9なかったと思います…\w9…。\x\s[3]でも…\w9マザーは、\w9\w9\w9\n「ふふ…\w9おまえの笑顔に見送られて逝ける私は…\w9幸せ\w9\w9だよ…\w9…」\w9\w9\nと言って…\w9くれました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nそして…\w9…\w9\w9眠るように…\w9…\w9\w9目を閉じました…\w9…。\x\s[3]私の…\w9頭にあった手が…\w9…\w9\w9力なく落ちて行きました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n私は…\w9それを受け止め…、\w9握り締め…、\w9大声で泣きました…\w9…。\w9\w9\nだんだんと…、\w9冷たくなっていく…\w9マザーの手は…、\w9私に…\w9永遠の別れを…\w9認識させるには…\w9…\w9充分でした…\w9…。\xごめん…\w9なさい…\w9…。\w9\w9\nもうしばらく…\w9…\w9手を…\w9握らせて…\w9…\w9ください…\w9…。\x…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9…\w9\w9\s[3]すみません…\w9…\w9…。\w9\w9\s[8]\nなんとか…\w9…\w9落ち着き…\w9ました…\w9…。\e *過去話第5話 >過去話第5話2回目以降 (過去話フラグ)==6 >過去話第5話2回目以降 6<(過去話フラグ) >過去話第5話初回 *過去話第5話初回 $過去話第5話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[3]亡くなったマザーの…\w9側で泣いていると…\w9…、\w9不意に私は…\w9…、\w9\w9\w9\n「マザーから離れろっ!!」\w9\w9\w9\nと言う言葉と共に…、\w9殴り飛ばされた…\w9…\w9\w9んだと思います…\w9…。\w9\w9\s[4]\nマザーの事で…\w9…\w9頭が一杯で…\w9よく覚えては…\w9いません…\w9…。\w9\w9\s[3]\n辺りを見ると…、\w9いつの間にか…\w9…\w9施設の人が…\w9部屋に集まってきていました…\w9…。\w9\w9\w9\nたぶん…\w9私の声を聞いて…\w9…、\w9ビックリして…\w9入ってきたんだと…\w9思います…\w9…。\x\s[4]私は…\w9少しでも…\w9…\w9マザーのそばに居たくて…\w9…\w9近づこうとしましたが…\w9…\w9ダメでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私は…\w9施設の人に…\w9…\w9部屋から突き出されて…\w9…\w9しまいました…\w9…。\w9\w9\w9\n部屋の前から…\w9離れる事が出来ずにいると…\w9…、\w9部屋の中から…\w9泣き声とか…\w9…\w9沢山…\w9聞こえてきました…\w9…。\xどのくらい…\w9経ったでしょうか…\w9…。\w9\w9\w9\n部屋の扉が…\w9開きました…\w9…。\w9\w9\w9\n私は…、\w9無意識に…\w9…\w9その部屋に…\w9入ろうとしたときです…\w9…、\w9\w9\s[4]\n先頭の人に…、\w9思いっきり…\w9殴り飛ばされました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nそして…\w9誰かが…\w9…\w9\w9\n「貴様が!!\w9\w9貴様が\w9マザーと会うから、\w9マザーが亡くなったんだ!!\w9\w9\w9\nこの不幸を運ぶ不吉な黒猫がっ!!」\w9\w9\w9\nと…\w9叫びました…\w9…。\w9\w9\w9\nその声を皮切りに…\w9…\w9様々な罵声…\w9…、\w9\w9怒号…\w9…、\w9\w9痛みが…\w9…\w9私を襲いました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nそこから先の…\w9…\w9記憶はありません…\w9…\x\s[3]気が付くと…、\w9私は…\w9…\w9施設の外でした…\w9…。\w9\w9\w9\n門は硬く閉ざされ…\w9…、\w9まるで…\w9マザーの死を悲しむかのように…\w9…\w9冷たい雨が…\w9…\w9降っていました…\w9…。\e *過去話第5話2回目以降 $過去話第5話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[3]亡くなったマザーの…\w9側で泣いていると…\w9…、\w9不意に私は…\w9…、\w9\w9\w9\n「マザーから離れろっ!!」\w9\w9\w9\nと言う言葉と共に…、\w9殴り飛ばされた…\w9…\w9\w9んだと思います…\w9…。\w9\w9\s[4]\nマザーの事で…\w9…\w9頭が一杯で…\w9よく覚えては…\w9いません…\w9…。\w9\w9\s[3]\n辺りを見ると…、\w9いつの間にか…\w9…\w9施設の人が…\w9部屋に集まってきていました…\w9…。\w9\w9\w9\nたぶん…\w9私の声を聞いて…\w9…、\w9ビックリして…\w9入ってきたんだと…\w9思います…\w9…。\x\s[4]私は…\w9少しでも…\w9…\w9マザーのそばに居たくて…\w9…\w9近づこうとしましたが…\w9…\w9ダメでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私は…\w9施設の人に…\w9…\w9部屋から突き出されて…\w9…\w9しまいました…\w9…。\w9\w9\w9\n部屋の前から…\w9離れる事が出来ずにいると…\w9…、\w9部屋の中から…\w9泣き声とか…\w9…\w9沢山…\w9聞こえてきました…\w9…。\xどのくらい…\w9経ったでしょうか…\w9…。\w9\w9\w9\n部屋の扉が…\w9開きました…\w9…。\w9\w9\w9\n私は…、\w9無意識に…\w9…\w9その部屋に…\w9入ろうとしたときです…\w9…、\w9\w9\s[4]\n先頭の人に…、\w9思いっきり…\w9殴り飛ばされました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nそして…\w9誰かが…\w9…\w9\w9\n「貴様が!!\w9\w9貴様が\w9マザーと会うから、\w9マザーが亡くなったんだ!!\w9\w9\w9\nこの不幸を運ぶ不吉な黒猫がっ!!」\w9\w9\w9\nと…\w9叫びました…\w9…。\w9\w9\w9\nその声を皮切りに…\w9…\w9様々な罵声…\w9…、\w9\w9怒号…\w9…、\w9\w9痛みが…\w9…\w9私を襲いました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nそこから先の…\w9…\w9記憶はありません…\w9…\x\s[3]気が付くと…、\w9私は…\w9…\w9施設の外でした…\w9…。\w9\w9\w9\n門は硬く閉ざされ…\w9…、\w9まるで…\w9マザーの死を悲しむかのように…\w9…\w9冷たい雨が…\w9…\w9降っていました…\w9…。\e *過去話第6話 >過去話第6話2回目以降 (過去話フラグ)==7 >過去話第6話2回目以降 7<(過去話フラグ) >過去話第6話初回 *過去話第6話初回 $過去話第6話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[3]施設から…\w9出された私は…\w9…、\w9その後施設に入ることは…\w9…\w9出来ませんでした…\w9…。\w9\w9\s[4]\nですから…\w9…\w9マザーの葬儀にも…\w9…\w9出ることは…\w9出来ませんでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私は…、\w9マザーの葬儀が済む数日間…\w9…\w9その施設の前から…\w9離れませんでした…\w9…。\w9\w9\w9\nせめて…\w9…\w9外から音だけでも…\w9葬儀の様子を…\w9…\w9聞いていたかったから…\w9…。\w9\w9\w9\n雨も…\w9…、\w9通り過ぎていく人から投げられる言葉や…\w9石も…\w9…\w9気にはなりませんでした…\w9…。\xそして…、\w9重く響く鐘の音が…\w9…\w9村中に…\w9響き渡りました…\w9…。\w9\w9\w9\nマザーが…\w9…\w9埋葬された…\w9鐘の音です…\w9…。\w9\w9\w9\nその音を聞いて…\w9…、\w9私は…\w9どこへともなく…\w9…\w9歩きはじめました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nただ…、\w9もうそこから先の記憶が…\w9…\w9ほとんど…\w9…\w9ありません…\w9…。\w9\w9\w9\nただひたすら…\w9歩いていた事しか…\w9…。\w9\w9\s[3]\nそして森の中…、\w9倒れた私を照らすように…\w9…\w9空に浮かんだ大きな満月…\w9…。\e *過去話第6話2回目以降 $過去話第6話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[3]施設から…\w9出された私は…\w9…、\w9その後施設に入ることは…\w9…\w9出来ませんでした…\w9…。\w9\w9\s[4]\nですから…\w9…\w9マザーの葬儀にも…\w9…\w9出ることは…\w9出来ませんでした…\w9…。\w9\w9\s[3]\n私は…、\w9マザーの葬儀が済む数日間…\w9…\w9その施設の前から…\w9離れませんでした…\w9…。\w9\w9\w9\nせめて…\w9…\w9外から音だけでも…\w9葬儀の様子を…\w9…\w9聞いていたかったから…\w9…。\w9\w9\w9\n雨も…\w9…、\w9通り過ぎていく人から投げられる言葉や…\w9石も…\w9…\w9気にはなりませんでした…\w9…。\xそして…、\w9重く響く鐘の音が…\w9…\w9村中に…\w9響き渡りました…\w9…。\w9\w9\w9\nマザーが…\w9…\w9埋葬された…\w9鐘の音です…\w9…。\w9\w9\w9\nその音を聞いて…\w9…、\w9私は…\w9どこへともなく…\w9…\w9歩きはじめました…\w9…。\w9\w9\s[4]\nただ…、\w9もうそこから先の記憶が…\w9…\w9ほとんど…\w9…\w9ありません…\w9…。\w9\w9\w9\nただひたすら…\w9歩いていた事しか…\w9…。\w9\w9\s[3]\nそして森の中…、\w9倒れた私を照らすように…\w9…\w9空に浮かんだ大きな満月…\w9…。\e *過去話第7話 >過去話第6話2回目以降 (過去話フラグ)==8 >過去話第6話2回目以降 8<(過去話フラグ) >過去話第7話初回 *過去話第7話初回 $過去話第7話フラグ=0 $過去話フラグ=(過去話フラグ)+1 :\t\u\s[10]\h\s[8]気が付くと…\w9私は…\w9…、\w9ベッドで…\w9寝かされていました…\w9…。\w9\w9\w9\n辺りの様子を…\w9伺おうとした時…\w9体中に…\w9痛みが走りました…\w9…。\w9\w9\w9\nよく見ると…、\w9包帯が巻かれていて…\w9治療されていました…\w9…。\w9\w9\w9\n多分…\w9…、\w9マザーが亡くなったときから…\w9今までに受けた…\w9傷だったのでしょう…\w9…。\xそれでも…\w9なんとか体を起こすと…\w9…、\w9扉が開く音が…\w9聞こえました…\w9…。\w9\w9\w9\n振り向くと…、\w9女の人が…\w9入ってきました…\w9…。\w9\w9\w9\nそして…\w9私を見て…\w9\w9\w9\n「おや、\w5気が付いたかい?\w9\w9起きるにはまだ早いんじゃないのかい?」\w9\w9\w9\nと…\w9笑顔で…\w9話しかけてくれました。\w9\w9\s[3]\nでも…\w9私は…\w9…\w9何故か…\w9反応できませんでした…\w9…。\w9\w9\w9\nむしろ…、\w9全ての事に…\w9…\w9無反応に…\w9なっていたんだと…\w9思います…\w9…。\x\s[8]でも…\w9その女の人は…\w9…\w9あまり…\w9気にした様子は無く…\w9…、\w9\w9\w9\n「ま、\w9何があったか知らないが\w9\w9とりあえず傷を診るから」\w9\w9\w9\nと…、\w9治療してくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nでも…\w9、\w5その手が…\w9尻尾に触れたとき…\w9\w9\n私は…\w9…\w9昔の…尻尾を殴られたりした記憶が…\w9よみがえり…\w9…\w9彼女を…\w9突き飛ばしていました…\w9…。\xハッと我に返り…\w9…\w9どうしていいか…\w9わからずにいると…\w9…\w9彼女は\w9\w9\s[8]\n「そうか、\w5そういうことかい…。\w9\w9悪かったね、\w5いきなり触っちまって」\w9\w9\w9\nと…、\w9怒るどころか…\w9…\w9謝りました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n悪いのは…\w9私なのに…\w9…\w9\w9\s[8]\nその後…\w9…\w9私は…\w9彼女のおかげで…\w9回復し…\w9…、\w9日を重ねるごとに…\w9…\w9話を…\w9するようになりました…\w9…。\x彼女は…\w9自分のことを…\w9\w9\n「世捨て人」\w9\w9\w9\nと…\w9言っていました…\w9…。\w9\w9\w9\nだから…\w9こんな森の奥深くに…\w9住んでいるんだと…\w9…\w9\w9\w9\n少し…\w9…\w9私の知っている人たちとは…\w9違いましたけど…\w9…、\w9\w9とても…\w9話しやすくて…\w9…、\w9\w9\w9\nこんな風に…\w9話せるのは…\w9…\w9マザー以外…\w9初めてでした…\w9…。\e *過去話第7話2回目以降 $過去話第7話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[8]気が付くと…\w9私は…\w9…、\w9ベッドで…\w9寝かされていました…\w9…。\w9\w9\w9\n辺りの様子を…\w9伺おうとした時…\w9体中に…\w9痛みが走りました…\w9…。\w9\w9\w9\nよく見ると…、\w9包帯が巻かれていて…\w9治療されていました…\w9…。\w9\w9\w9\n多分…\w9…、\w9マザーが亡くなったときから…\w9今までに受けた…\w9傷だったのでしょう…\w9…。\xそれでも…\w9なんとか体を起こすと…\w9…、\w9扉が開く音が…\w9聞こえました…\w9…。\w9\w9\w9\n振り向くと…、\w9女の人が…\w9入ってきました…\w9…。\w9\w9\w9\nそして…\w9私を見て…\w9\w9\w9\n「おや、\w5気が付いたかい?\w9\w9起きるにはまだ早いんじゃないのかい?」\w9\w9\w9\nと…\w9笑顔で…\w9話しかけてくれました。\w9\w9\s[3]\nでも…\w9私は…\w9…\w9何故か…\w9反応できませんでした…\w9…。\w9\w9\w9\nむしろ…、\w9全ての事に…\w9…\w9無反応に…\w9なっていたんだと…\w9思います…\w9…。\x\s[8]でも…\w9その女の人は…\w9…\w9あまり…\w9気にした様子は無く…\w9…、\w9\w9\w9\n「ま、\w9何があったか知らないが\w9\w9とりあえず傷を診るから」\w9\w9\w9\nと…、\w9治療してくれました…\w9…。\w9\w9\s[3]\nでも…\w9、\w5その手が…\w9尻尾に触れたとき…\w9\w9\n私は…\w9…\w9昔の…尻尾を殴られたりした記憶が…\w9よみがえり…\w9…\w9彼女を…\w9突き飛ばしていました…\w9…。\xハッと我に返り…\w9…\w9どうしていいか…\w9わからずにいると…\w9…\w9彼女は\w9\w9\s[8]\n「そうか、\w5そういうことかい…。\w9\w9悪かったね、\w5いきなり触っちまって」\w9\w9\w9\nと…、\w9怒るどころか…\w9…\w9謝りました…\w9…。\w9\w9\s[4]\n悪いのは…\w9私なのに…\w9…\w9\w9\s[8]\nその後…\w9…\w9私は…\w9彼女のおかげで…\w9回復し…\w9…、\w9日を重ねるごとに…\w9…\w9話を…\w9するようになりました…\w9…。\x彼女は…\w9自分のことを…\w9\w9\n「世捨て人」\w9\w9\w9\nと…\w9言っていました…\w9…。\w9\w9\w9\nだから…\w9こんな森の奥深くに…\w9住んでいるんだと…\w9…\w9\w9\w9\n少し…\w9…\w9私の知っている人たちとは…\w9違いましたけど…\w9…、\w9\w9とても…\w9話しやすくて…\w9…、\w9\w9\w9\nこんな風に…\w9話せるのは…\w9…\w9マザー以外…\w9初めてでした…\w9…。\e *過去話最終話 $過去話最終話フラグ=0 :\t\u\s[10]\h\s[8]そして…\w9…\w9私の傷が…\w9完全に癒えたころ…\w9…、\w9彼女は…\w9こう切り出しました…\w9…。\w9\w9\w9\n「いいかい?\w9\w9あんたはこのまま私なんかといてはいけない。\w9\w9\w9\n世を捨てた私と。\w9\w9\w9\nだけどアンタは違う。\w9\w9\w9\nその耳や尻尾のせいでこの世から捨てられたんじゃないか?\w9\w9\w9\nだからこそ、\w5あんたはあんたを受け入れてくれる世界を探しに行かなくちゃいけない。\w9\w9\w9\nそして幸せになって、\w5この世界を見返してやりな!」\w9\w9\w9\nと…。\x私は…\w9…\w9思わずハッと…\w9しました…\w9…。\w9\w9\w9\nマザーの…\w9\w9\n「旅に出なさい。\w9\w9きっとおまえを受け入れてくれる世界があるから。」\w9\w9\w9\nという言葉を…\w9…\w9思い出したから…\w9…。\w9\w9\s[6]\n私は…\w9…\w9旅に出ることを…\w9決めました…\w9…。\w9\w9\w9\nマザーを…\w9安心させるため…\w9…、\w9\w9\w9\nこの人の…\w9好意に報いるために…\w9…。\xそして今…、\w9\s[5]私はここにいるんです…\w9…\w9…\w9\e